他のギャラリーの紹介についてのQ&A
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Q3 他のギャラリーなどご紹介いただくことは可能でしょうか?
A3
知っている範囲の場所については可能です。
【何がきっかけで展示に誘われるか】
展示をしていると、ギャラリーの人や関係者から声がかかる場合もあります。
どのように声がかかるか一例
・展示やイベント参加時に、ギャラリーのオーナーさんから声がかかった
・以前そこのギャラリーで展示したことがある方からの紹介
・グループ展に参加して知り合った方から誘われた
・ギャラリー関係者から名刺を渡された
・恩師や知人、友人からの紹介
・HPでグループ展参加を募集していて応募した
・HPやSNSなどからコンタクトがあった
等、様々な例がああります。
【紹介される際に気をつける点】
まず確認していただきたいのは、「企画展示」なのか「レンタル」のどちらなのかという点です。
よく耳にする嫌なパターン
割と耳にする後出しパターンが、いくつかあります。
例1 「企画展示」だと思っていて話しを聞きに行き、実はレンタルだったパターン。
歓談中の流れで何となく個展開催が決まってしまい(この時点ではまだ企画だという認識)、最後の最後で「じゃあ、来週までにレンタル代金の半金振り込みよろしく。」と言われることです。
作家さんとしては内心(えっ〜!!)という感じでしょう。
中には引くに引けなくなり、そのまま受けてしまったという話しもよく聞きます。
この手口を使ってくる所は、割と高額なレンタル料がかかるギャラリーに多いです。
若いアーティストの方だけでなく、割とベテランの方でもこの手にはまってしまう場合があります。
特に、恩師や知人からの紹介だと無下に出来ないという心理も働いているのでしょう。
ここで断ったからといって、どうこうなる事はほぼ無いです。
いつ開催するのか、はっきり決まっていない、全体的に会話がふわっとしている
本当に開催する気がそこのギャラリーにあるのなら、ある程度の資料は用意しているはずです。期日の提案や、自分達がどのような活動をしてきたかなどの説明が普通はあるはずです。ましてや、双方とも貴重な時間を割いての打ち合わせなので、その点があいまいな所とはほぼ話が進展しにくいです。
そういう所に多いのは、打ち合わせ時間がいい加減だったり、メールもよくわからないなどの特徴があります。
揉めてしまいそうな場合
揉める例
・打ち合わせや「確認書類」に無い料金を請求される。DM制作代やDM発送費はどうなっているかの確認もしておきましょう。
・展示が終わってから、集客についての文句を言ってきて、暗に代金を要求される。…このパターンもたまに聞きます。
揉めたら、すぐに代金を払わず、消費者庁に報告か、法律に強い方に相談して対応するのをお勧めします。
重要なことは、一人で抱え込まないで、必ず誰かに相談して下さい。
SNS(Twitter、FB)、知恵袋、などで相談もありです。
【不安に思うけど、起こりえないこと一覧】
・ここで断ると、この界隈で展示出来なくなってしまうのでは…→そんな力はありません。
・恩師や知人の顔を潰してしまうのでは…→このような騙すような紹介をしてくる方とは、それまでの縁だったとあきらめましょう。むしろ縁が切れてラッキーだったくらいにとらえましょう。
紹介する方も、企画なのかレンタルなのか、どういうつもりで紹介するのか等、その点をはっきりさせた上で紹介はするべきです。
紹介したなら、何故紹介するのかを説明する責任を持っていただきたいものです。
【事前に確認しておくこと】
・何故私に声をかけてきたのかという理由をはっきり聞く。これは紹介してくれた相手にも、画廊側にも両方に確認して下さい。
・企画なのか、レンタル展示なのか
・紹介の場合は、その方とギャラリーの関係性の確認
・紹介されたギャラリーを事前に調べること(HP閲覧やパンフレット閲覧など)
【まとめ】
- 「企画展示」なのか「レンタル」なのかを、必ず確認して下さい。
- 紹介されるギャラリーや会場のHPを事前に調べる
- 断る場合も考えておく