NTV「リアル×ワールド」で本日放送「芸大生の告白~夢か生活か…人生の決断~」
東京芸術大学。日本で唯一の国立総合芸術大学です。
坂本龍一、葉加瀬太郎、村上隆・・・日本の芸術界を代表するアーティストたちがこの門をくぐり、世界へと巣立っていきました。芸大に入るには、2浪、3浪も当たり前。何年も努力を重ね、未来の芸術界を担う可能性を持った学生たちが集まります。
しかし、芸大卒業を控えて、多くの学生が感じること・・・
「卒業しても、芸術を仕事にしてお金を稼ぐのは難しいんじゃないか?」
「いつになったら、演奏や制作だけで食べていけるチャンスがくるんだろうか?」それを感じたとき、はじめて彼らは天秤にかけるのです。
「夢をとるのか、生活の糧をとるのか」。この2つを・・・夢を叶えるために、努力しながらチャンスを待つ人。
夢は芸大に置いていったまま、別の道に進もうとする人。この番組には、将来に悩み、揺れ動きながらもひたむきに努力する、
才能豊かでちょっと変わった5人の芸大生や卒業生が登場します。
5人の姿をご覧になった皆様の心に、真摯に未来と向き合う大切さを感じていただけたらと思います。・ナレーター 萩原聖人
制作者の声
4年前。ディレクターである私も、芸大生でした。
幼い頃から、地元で「世界一ピアノが上手」とちやほやされ、
一念発起で目指した芸大。そして夢見た芸術の道。
でも、私が選んだ職業は“会社員”。「チャンスを待つこともせずにこれまでの努力を捨てて就職するなんて、負け組がすることだ」。
周囲にそう言われながらも、「だって才能ないし・・・」と、夢を目指す同級生たちの輪から逃げるように就職しました。社会に出て、様々なジャンルで活躍する方々に出会う中で、1つの疑問が生まれました。
「あの時、夢を選んでいたらどんな今があったんだろう?」
そして、今まさに岐路に立っている芸大生たちにカメラを向けることにしたのです。夢を追い続けるのも、夢をあきらめるのも、勇気がいります。
今回ご覧いただく5人の芸大生、卒業生は、そんな勇気をもって未来を切り開こうとする若者達。
私が彼らにもらったパワーを皆様にも受け取っていただけるよう、全力で制作します!《ディレクタープロフィール》
藤野はるか
1984年生まれの28歳。
2度目の就活でご縁をもらった日本テレビ、4年目。