音楽プロデューサー亀田誠治さんのj-waveのコーナー「BEHIND THE MELODY」で特集された「基礎練習の重要性」の説明
スポーツ、音楽、演劇、作品制作、あらゆる表現活動でも基礎練習は重要。その利点とコツの紹介
昨日聴いていて、すばらしかった。
基礎練習は、絵でいうと「クロッキー」だったり、「線の練習」、「模写」などでしょうか。
一番大事なのは、続けること。
基礎練習の良い所
基礎練習を大切にすると強いフィジカルとメンタルが得られ、
余裕ができて優しくなれる!信頼されて愛される!
基礎練習をおろそかにすると
基礎練習をおろそかにすると…出たとこ勝負でまあまあの連続になる。
ミュージシャンはどれくらい基礎練習をやっているか?
さあ、今日のFM KAMEDAは、この「基礎」について、
「基礎練習」の大切さについて
お話ししたいと思います。まず…
プロのミュージシャンはどれぐらい練習しているのか?
していないのか?
これよく質問されるんです。これは人によりますね。
仕事で毎日弾いているので、特に練習はしないという人もいますし、
毎日、基礎練習をしっかりやっている人もいると思います。
多くは、この両方ではないでしょうか?レコーディングやライブで楽器を弾く前に
ウォーミングアップで基礎練習を行い、
その後は、レコーディングやライブのモードに入って集中して演奏する。ある程度経験をつんだ人にとって基礎練習は、
テクニックを向上するため、維持するためというよりも
自分のセンター(中心、軸)を取り戻すために必要なんですね。
練習によって、楽器と向きあって
プロとして、恥ずかしくないクオリティーの演奏をするための
フィジカルとメンタルのバランスをとって
最大限の力を発揮できるようにしておく。
これが基礎練習です。ちなみに、僕、亀田誠治は…練習、結構する方だと思います!
とは言え、
毎日の仕事の中で基礎練習だけをするという時間はなかなかとれません。
でもね、時々練習しないと不安になるんです。
ですから、旅行先にもベースを持っていき
ホテルで練習したりします。
効果的な練習方法は?
効果的な練習方法というのはあるのでしょうか?
ということも、よく聞かれるのですが、
「鍛冶屋になるには鍛冶屋をしながら」という諺があります。
そう、練習だけではダメで、現場で実践をすることが
一番の練習になるという考え方です。
ポイントは、自分でしっかり基礎練習をやりつつ、
現場でも基礎や初心ということを
常に意識して演奏するということです。
様々な現場で、生きた「基礎」をしっかり実践していけば、
音楽家としてどんどん幅がひろがります。また、なぜ練習はおもしろくないのか?
そういうイメージありますよねそもそも練習は
楽しく楽器が弾けるようになるために、
基礎力をつけるということです。
そして、弾けるようになる歓び、
聞いて歓んでもらえる歓び、
合奏する歓び、、、練習の先には、たくさんのヨロコビがあることを
みんな忘れちゃうんです。
だから練習がつらくなってやめてしまったりする。一番効果があるのは、音楽の楽しさを教えてくれる先生が
基礎練習をみてくれるといいですね。僕はクラシックギターも習いましたが、
「カルカッシギター教則本」っていう、
クラシックギターのバイエルみたいなものがあるんです。
その時の先生が素晴らしい先生で
「ギターは打楽器ににもなるんだよ」なんて言って、
ギターのボディーをドラムみたいに叩いて、リズムを出してくれる。
それにあわせて課題曲を弾いたりしました。
とても楽しかったですよ!
基礎練習を続けることで得られるものとは
基礎練習を続けることで得られるものは…、
ケガをしない基礎体力がつくんですね。
これはフィジカルもメンタルも両方に効果があります。
単純に、筋肉が強くなるし、
自信がついてアガらなくなる。まさに練習は一番の
よく効く薬なんですね!
では、ここで1曲!
もう、ライブで観たら、
圧倒的でした。アルバム「Place To Be」から…M. Viva Vegas - The Gambler / 上原ひろみ
なにがすごいって!
ギャンブルのルーレットがまわる感じまで見事に表現しているでしょ!?
そして、胸騒ぎ感もばっちり!これこそが練習でつちかったフィジカル、メンタル、
その音楽の体力ですよね!
ちなみに、上原ひろみさんも基礎練のほかに、
1時間の筋肉のストレッチを行うそうです。