Littele moreで見られる小林エリカさんの漫画「光のこども」
マンガ「光の子ども」について
フランスパリの物理学者アンリ・ベクレルが1896年に放射線を発見してから115年、私たちは2011年という年を迎えた。
目に見えない“光”の存在……放射線。
それはいったいどうやって見いだされ、どんな道のりを辿って、私たちのところへやってきたのか。
「光の子ども」では、2011年の日本に生まれた子ども、主人公“光”を通じ、その目に見えないものたちの歴史、存在が描かれていく。1998年に映像作品『爆弾娘の憂鬱 恋の放射能』でデビューし、以来、小説、マンガ、イラストと、ジャンルをしなやかに越境しながら、ドキュメンタリー色の濃い、切実でセンシティブな作品を発表しつづけてきた小林エリカ。
2012年5月にはヴォーカリストのPhewと“ラジウム・ガールズ”に捧げるユニット「project UNDARK」として、アルバム『Radium Girls 2011』をリリース。楽曲提供はCLUSTERのMOEBIUS 。
“ラジウム・ガールズ”とは、1917年ニュージャージー州の米国ラジウム工場で、時計の文字盤に発光ペイントをし被曝した女性工場労働者たちのこと。
「光の子ども」は、小林エリカがいま、もっとも関心があるというテーマ「放射能」を、真正面から取り上げた新作マンガ。