Adobeのサイトで、Photoshopの秘宝第二回優秀作品が発表されています。
Photoshopの修復機能はバージョンアップの度に進化してますが、それでもレタッチ漏れはPCモニタでは判別しづらいものです。上手に修復したつもりでも、印刷したとき、PCモニタ上では気付かなかった修復漏れを発見する場合があります。そんな修復漏れを防止するための秘法を紹介します。
ノイズフィルターでもっと細かい設定がしたい。ここでは、そんな声に応える秘法を紹介します。コツはノイズだけを別レイヤーとして扱うこと。それにより強さや色味を自由に調整できます。もちろん非可逆です。
雑誌広告基準カラーであるJMPAカラーでは、インキ総量が320%以内と規定されていて、基準値を超えると作成したPDFはチェックでエラーになります。事前に調べる必要がありますが、1ピクセルでも見逃すとエラーになり、オーバーした箇所を探すのは難しい問題がありました。
そこでこの秘法を使うと、オーバーした箇所がチャンネルになって表示されるので、簡単にインキ総量のチェックが行えます。
室内でストロボ撮影をしたときの極端な露光ムラや、野外撮影での意図しない輝度差は、せっかくの写真を台無しにしてしまいます。それが写真の広い範囲におよぶ場合は、覆い焼・焼き込みツールでも少々面倒なもの。そこで、この秘法は1枚の写真で疑似HDR処理をして、その問題を解消します。
Photoshop CS5で登場したMini Bridge。ファイルブラウザとしては便利だけど、表示範囲が小さすぎて選別には向いてない?
そんなことはありません。Mini Bridgeのプレビュー機能を使うと、とても簡単にベストショットを選別することができます。
Photoshopでのゴミ除去作業は「修復ブラシツール」や「コピースタンプツール」で行うのが一般的ですが、この秘法は「ブラシツール」を使った一風変わったゴミ除去方法です。直感的、かつ自由度の高いこの秘法を、各種修復ツールとケースバイケースで使い分ければ、より精度の高い修復が可能になるでしょう。
今回の秘宝もすごい!
使わせていただきます。